3連休の後半で、滋賀県の
グリーンパーク山東へ行ってきました。
今までで、一番の強風でのキャンプとなりました。
毎年3月は予定が立たなかったり、突然の何かが舞い込んだりと、いつも以上に予定の立たない月です。
と言っても、混雑期以外は前日、当日の予約なので変わらないのかも。
今回の経緯は、
最近
”チーン”なことが続いてすっきりしない気分の毎日。
さらに、雨だと思って働いた三連休の土曜日が屋内でも感じるほどに暖かく、
雨上がりに悔しいほどの好天。
そして、『外に出たい病』が発症。
と言う具合で、出かけることを決めました。
さて、何処に行くか。
最近"チーン"な私は、
「のびのびと張ったタープの下で、のんびりしたい」
相方と色々考え、フリーサイトのあるグリーンパーク山東に決定。
これは二日目の写真。
今回で二回目の訪問
前回はこちら
しかし、電源無しのフリーサイトゆえに、問題は夜間の保温。
冬はホットカーペットの我が家。3月といえど、朝晩の冷え込みにたいして装備が不安。
経験も根拠も無く、湯たんぽとシュラフの二枚重ねでなんとかなる、、、、、はず!の見切り発車。
そして一日目
朝一で空きを確認し、買い出しを済ませて出発。
グリーンパーク山東までは下道で1時間ほど。
この時点で、三匹づれ地方は
強い風が吹いていながらもいい天気!、だった、、、、はず。なのに、
伊吹山に近づくと雲行きが怪しい。県境(岐阜から滋賀)あたりから車のフロントガラスには水玉がポツリポツリ。
ああ、この地域は風が吹くと時雨れるんだった。
到着しても、天候の変わらる様子は無し。
まあ、雨といっても濡れてしまうほどではなく、予定通りチェックインしてサイトへ。フリーサイトは予想外にそこそこの混雑で、さすがは三連休と再認識。
その後も空は変わらず、流れの速い雲と時折の時雨。そして風が強い!
強風時には林間が好いにも関わらず、悩んだ挙げ句に開放感を求めて広場を選択すると言う、愚かさを発揮。
しかし、風が強い。
撤収を始めた隣の大型テントが完全に浮き上がり、子どもが大騒ぎ。助けに行こうと私の腰も浮き上がるが、ところが父親は何事も無いかのように淡々と作業を進め撤収。渋い!
そんな光景を目にしながらも、私は小心者。
広場を選んだことに後悔しながら、先ずは風上側の張り綱を長いペグで固定し、恐る恐る設営。途中、210dリップストップの重たいトルテュ亀がガメラのように飛び立とうとするのを押さえつけ、何とか無事に完了。
後部のパネルが風で押されている。
さて、タープをどうするか、、、、
悩んだ挙げ句の姿がこれ。
開放感を求めたくせに、強風を避けてタープの片側を落として風除けに。
設営が終わり、やっと三匹の時間。
いつもなら設営前に行くところを、後回しになって散歩へ出発。
前回同様、フリーサイト内を回りながら遊歩道へ。
この遊歩道脇の小川は蛍で有名であり、キャンプを始める前に蛍観賞に来たことがある所。まともにキャンプなどしたことの無い私は、ランタンの優しくも煌びやかな灯りを見て心が惹かれた。
散歩から帰り、のんびりする間に日が傾き始め、夕食の準備に取り掛かる。
三匹に焼き芋を焼きながら、コンボクッカーが温まるのを待つ間に、夫婦で乾杯。
今回は珍しく赤ワイン。赤ワインならば相方も少しは大丈夫。
私には赤ワインの味は判らないが、飲みなれていない私にもすっきりとしていて飲み易かった国産ワイン。
手前のタンブラーは、前回の記事(
鉄スキブーム)で触れたカップ。
マグカップという形ではないが、ステンレス真空二重構造で、重ねることができる。
初めはスノーピークのチタンカップがスタッキングができるため候補に挙がっていたが、実物を見ると質感と手触りが何とも好きになれない。そして何より金額が好きになれなかった。ステンレスマグは取っ手が畳めず、それならば現在のと変わらない。
本当は燕三条製が欲しいところだが、近場の店舗には無く、これは中国製、、、、、。
(買い物は可能な限り通販より実店舗。キャンプ用品はスポーツオーソリティより本店岐阜のヒマラヤ。地元LOVE)
色違いが別々の雑貨店にあり、それぞれの店舗で購入。シルバーの有った店は何故か20%OFF 。
探し回った末にペアカップとして揃い、夫婦は大満足。大切に使っていこうと思う。
さて、本日のメインは何度目かのPIZZA
いつもの冷凍生地がいつもの如く丸く伸ばせずに不格好な形。それでも味は美味しかった。しかし残念ながらおいしそうには写らない。写せない、、、、。
そして、なぜか無性に
肉!にかぶりつきたい衝動が湧き、スキレットで豚肉を焼いた。
柔らかい霜降り牛ではなく、肉々しい肉!臭い肉!ラムがよかったが、手に入らず。
安い豚でもスキレットで焼くとそれなりに美味しい。切らずにかぶりついて、欲求を満たす肉食オヤジ。
三匹には、相変わらずの鶏ササミと乾杯前からじっくりと焼いた焼き芋。
月1のご馳走を喜んで平らげてくれる。
そして夜は徐々にふけていき
生活感丸出しのサイト、、、、
たい焼きを焚き火で焼き、食事の〆(たい焼き焼き 最近の我が家のブーム)
夕食の後は、併設の「鴨の池荘」でお風呂。(大人600円、子ども400円 昨年より値上げされているが、キャンプで入る風呂は気持ちが良い)
サイトに戻って赤ワインと梅酒で焚き火をつつく夫婦。酒がほとんど飲めない相方だが、最近はワインと梅酒で少し付き合ってくれる。
しかし多くは飲めず、程なくして撃沈により焚き火はそこそこにて就寝となる。
ただ、この日は風が強かったので、私は最後まで火の番をしてから。
風が強くて寒い上に、火が少なくなってくると更に寒い。
薪を足して暖をとりたいが、ここで薪を足したら相方に『バカなの?』と言われることは火を見るより明らか。
小心者の私は必ず夜中に心配になるため、タープは既に収納済み。
今回の防寒対策
ダブルサイズシュラフの中に、シングル封筒2つを個別で入れた。三匹が寒くないよう私と相方との間、すなわちダブルサイズの中の2つのシングルの間に湯たんぽ。
外回りをダブルにしたのは、三匹の入り込むスペースを確保するため。はじめは戸惑っていた三匹も、すぐに暖かい場所を理解したようで、一度起きても再び同じ所へ潜り込んで行った。
そして無事に迎えた朝。
天気予報サイトの最低気温4℃を見て、相方は
「4℃迄は大丈夫だね!」
と嬉しそう。しかし、温度計を持たない我が家には、この情報を今までの経験と結びつけられないのが残念。
朝から相変わらずの強風。それでも窓から見る空は雲ひとつない青空。
風のおかげで、結露は一切無し。今回の強風で唯一有難かったことか。
2日目こそはと、開放感を求めてタープを高くした。
伊吹山の雄大な姿。
こちら側から見る伊吹山は、削られて可哀想なほど。
朝食
キャンプの朝はほぼパン食。少しのおかずと、カフェオレ、、、、、、、と、ビール。
そう、ここでは
朝からビール!が可能。
『第三の』をつけ忘れ。
フリーサイトのアウトは17:00まで。
したがって、朝食時のビールならば、帰るころには完全に抜けている、はず。まあ、そうでなくても自宅まで1時間。相方に運転を任せればよい。
朝食の後は散歩。昨日と同じコースへ。
枝を見つけてきて
これこれ~!枝を見つけたよ!
ダーッシュ!
って、あなたには大きすぎではありませんか、りーべさん?
穴掘りができないので、色々なところに鼻を突っ込んで探検するムート。
ここには、立派なコテージがあり、
まるで宿泊していたかのように近づいていく三匹。しかし、残念なことにペットは宿泊不可。
ゴルフコースにテニスコート、アスレチック、なにやら大きなドームのような建物も。
サイトに戻ってのんびり。
とてもよい天気。
何かの花が、蕾を膨らませて今にも咲きそう。
とても気持ちのいいキャンプ。日向にいると熱い程。
ただ、風が強すぎたのが残念。
タープが煽られて、変な皺ができている。
ぼちぼちと片づけをしながら、昼食を済ませ、
タープを畳んで、、、、テントをどうするか。中途半端にフレームを残した状態で強風に煽られたらたまったもんじゃない。
しかし、暫くテントの中で寛いでいたが、一向に風は止みそうにない。
意を決して、少しずつ、様子を見ながら風下から。4隅の綱は最後まで残して。
何とか無事にテントも畳んで撤収完了。
再びお風呂に入って帰宅の路に。
三匹も遊び疲れたようで、帰宅後は私の横ですやすや。いや、ぐーすかと寝息の大合唱。
三匹と夫婦、強風に怯えながらも楽しいキャンプでリフレッシュ完了。
また、次の日からも頑張ろう、と思えた。
ところで、今回のキャンプはかなりの強風だった、と思う。しかし、周りのテントが割とルーズな張り方をしていて驚く。
それでも、風で倒壊したテントがひとつもなく、更に驚く。
近くのランドロックはリッジポールの固定や、ベルトのポールへの巻きつけなど無く、マニュアルを無視。綱も4本しか張っていなかった。風に揺れてはいたが、何事も無い。
テントって丈夫なんだな、と感心した。
それでも小心者の私は、きっとこれからも全ての張り綱を張り、ペグを刺して居ると思う。
さて、ここグリーンパーク山東の施設は
キャンプ場の他にテニスコート、ゴルフコース、アスレチック、食事処とお風呂、宿泊施設など。
キャンプ場には立派なコテージとトレーラーハウス。フリーサイトと大中小の区画。それぞれに炉と水場が有。炉と水場はとても低く、使い辛そう。
フリーサイトは、広場と林間、高台もあり。広場の地面は水捌けがイマイチな感触。テントを畳む際、押さえた裏側に水滴が付着した。
土竜が多いようで、あちらこちらに土竜の掘り返した痕。
表面は柔らかく、プラペグでも十分入って行くと思われるが、効きは不明。
深く打ち込むといきなり硬くなり、30㎝のペグを頭まで打ち込むにはかなりの力が必要。その分、長いペグならば効きは充分かと。
現に強風の中でも、緩んだペグは一つも無し。
一つだけ、残念なのは
冒頭の写真でも判るとおり、この直ぐ裏には道路と工場、集落があり、後ろを見ると現実に引き戻されてしまうこと。
今回は(今回も?)変な文体で長々としてしまいました。最後までおつきあいいただきありがとうございます。
さて来月は、、、、行けるならば高原か海辺に行ってみたい。